会社の経営をしていると、日々の領収証が発生します。
領収証を毎日きちんと整理して、会計帳簿につけていれば、
何ら問題ないのですが、本業に追われて、領収証の整理を
後回しにしてしまい、決算時期や確定申告時期になって、
慌てだすといった経営者も少なくありません。
特に、起業したばかりの経営者に多いのが現実です。
また、簿記会計の知識が全くないので、
どう処理していいかわからない。
経理事務職員を雇う余裕がないので、
どうしても経営者ご自身で経理をすることになり、
後手後手になり、領収証の整理が出来ずに、
領収証がたまっていく。そのような領収証の整理を行い、
会計帳簿を作成するサービスが記帳代行です。
領収証を1年分まとめて、記帳代行の処理を依頼される
納税者がおられます。申告期限ギリギリですと、
会計事務所によっては断られるケースもありますので、
注意してください。
また、期中に融資を受ける際に、慌てて試算表の作成を
依頼される納税者もおられます。
当然ですが、この依頼時点から、領収証の整理を始めて、
直近の試算表の作成を行うと、融資申込までに時間がかかり、
融資を受けられるまでに時間が更にかかってしまいます。
会計帳簿の作成には、税務会計上での必要性はもちろん、
会社の実績を数字で捉え、投資計画、融資を受ける際の
資金繰りの資料としても重要な作業です。
領収証の整理は1年分まとめて行うのではなく、
日々行い、毎月の財務内容を把握して、税金対策、
資金計画を立て、円滑に会社経営を行うようにしてください。